種苗業界、初心者を“育成” 食への安全志向高く市場拡大機運 (1/3ページ)

2014.4.23 06:08

 ここ数年は天候不順などもあって伸び悩みが続いていた野菜の種や苗、用具など家庭菜園関連の需要が再び上昇に転じそうだ。郊外だけでなく、都市部でもマンションのベランダや市民農園で楽しむ愛好者が拡大しつつあり、食育の一環として子供と一緒に取り組むファミリー層が増えているのも追い風だ。気温が安定し植え付けに最適な5月の大型連休前後は、全国的に好天に恵まれる見通し。消費税増税の影響も懸念されたが、愛好者の健康志向と食への安全志向は高く、種苗メーカーなどは例年以上に初心者の取り込みを中心に拡販に力を入れている。

 手頃な価格設定

 「作物はご主人の足音を聞いて育ちます。まめにプランターをのぞいてください。病気の早期発見にもつながります」

 種苗最大手、サカタのタネが直営店「ガーデンセンター横浜」(横浜市神奈川区)で開く30分程度の園芸ミニ講座が人気を集めている。春の園芸シーズン中の日曜日に午前と午後の2回に分けて無料で実施しており、20日午前の講座はほぼ満席となる20人弱が受講。同社OBで講師を務める店の園芸アドバイザー、高橋孝文さん(63)の説明を参加者はうなずきながら熱心にメモをとっていた。

家庭菜園は、食育や子供の情操教育への関心の高まりを背景に30~40代も関心

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