旭硝子がブラジルW杯のベンチ用ガラスルーフ スマホ用を転用

2014.4.24 14:40

 旭硝子は24日、6月にブラジルで開催されるサッカーワールドカップ(W杯)の全12会場で使用される選手用ベンチ向けガラスルーフを発表した。スマートフォンやタブレット端末用の強化ガラスを、大型のベンチルーフに転用。従来の主流の樹脂製ルーフに比べ傷がつきにくく、熱などにより変質しないなどの利点がある。

 昨年6月のコンフェデレーションズカップで使用したものを改良。化学強化ガラスを2枚合わせ通常のソーダライムガラスに比べ強度を8倍に高めたほか、ガラスの反射率を13分の1に抑えることで観客席からも試合が見やすいよう工夫した。

 ガラスルーフの長さは11・5メートル、高さは1・9メートル、奥行きは1・0メートル。ガラスの厚みは3・5ミリで重量は約760キロ。23人が座れる仕様で、フレームやシートなどすべて旭硝子製の素材で構成した。

 同社は昨年にブラジル工場を稼働させるなど現地での事業を強化。今回のW杯では国際サッカー連盟(FIFA)と自社製品を使うライセンス契約を結び、大会の後方支援などを通じてブランド認知を図る。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!