開発・設計時からLCA導入で効果
キヤノンは、製品開発の段階からライフサイクルアセスメント(LCA)を導入し、二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に低減する製品開発の取り組みを強化している。
製品自体の環境負荷を減らすには、購入する材料から生産、使用、廃棄に至るすべての段階で配慮する必要があるが、同社は特に製品開発の初期に立てる目標設定からLCAの考え方を導入。製品が完成してから結果を評価するのではなく、明確な目標設定と徹底した進捗(しんちょく)管理を組み合わせて設計段階でCO2排出量を算定する。これにより、より高い排出削減効果が期待できるという。
まず社内で目標設定
今回の取り組みはまず、CO2削減に向けた会社目標を設定。さらに事業ごと、製品ごとに目標を設ける。その上で、製品の構想時点の設計からLCAを考えて、CO2削減に取り組む。さらに開発時の設計を経て、量産試作段階ではCO2排出量の試算と改善を繰り返し、生産準備から実際の生産までの間に達成度の確認と評価を行う。