三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)の沖原隆宗会長(62)が6月下旬に退任する意向を固めたことが9日、分かった。三菱東京UFJ銀行の副会長も退く。後任には三菱東京UFJ銀行の園潔副頭取(61)を充てる。
6月の株主総会の承認を得て正式に決める。グループ内の連携が進んだことなどから、世代交代を進める。
沖原氏は旧UFJ銀行の頭取に平成16年就任し、ダイエーや大京など大口融資先の大規模な不良債権処理を進めた。旧東京三菱銀行との経営統合を決め、旧UFJ銀行最後の頭取となった。
統合後は三菱東京UFJ銀行で副頭取などを歴任。22年から持ち株会社の会長を務めていた。退任後は三菱東京UFJ銀行の特別顧問に就き、財界活動などを続ける予定だ。
後任の園氏は、沖原氏と同じ旧UFJ銀行出身で、持ち株会社会長と銀行の副会長を兼務する見通し。企業向け業務など国内営業の担当が長い。
園 潔氏(その・きよし)九大卒。昭和51年三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)。専務執行役員などを経て、平成24年6月から副頭取。大分県出身。