惨敗、低迷、日本のテーマパーク… USJはTDLと2強時代を築けるか (3/4ページ)

2014.5.12 07:03

 TDLが右肩上がりで来場者を伸ばしていた昭和62年、リゾート施設の建設で税制優遇措置などが受けられる総合保養地域整備法が制定された。日本がバブル経済に沸いた時期。「TDLに続け」と二匹目のドジョウを狙ったテーマパークの建設が全国で相次いだ。

 しかし、開業するころにはバブルが崩壊、その後の長引く不況で来場者は伸び悩んだ。交通利便性の悪い地方で集客力が劣る中、「初期投資に伴う財務負担のほか、バブル期に立てた甘い需要予測がたたり、多くのテーマパークが姿を消していった」(四宮氏)。

 ディズニーのような来場者を酔わせるテーマや高い集客力を持たず、ハコモノでしかないテーマパークでは厳しい環境を乗り切ることはできず、平成12年に「レオマワールド」(香川県)が閉園に追い込まれると、15年には「ハウステンボス」(長崎県)が2千億円を超える巨額の負債を抱え、会社更生法適用を申請した。

ハリー・ポッターは世界的な人気を誇り、10年間はアジアの他地域での開業を認めない契約

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。