【家電Watch】眠気・目の疲れなど可視化 JINS (1/3ページ)

2014.5.19 05:00

電源ボタン

電源ボタン【拡大】

  • ジンズ・ミームを装着しながらプレゼンテーションを行うジェイアイエヌの田中仁社長。視線の動きでスマートフォンをコントロールできる機能も=13日
  • 3点式眼電位センサー。普通のメガネと変わらないデザインを実現
  • ジンズ・ミームのウェリントンタイプ。パッと見では普通の眼鏡と変わらない
  • ハーフリムタイプ
  • サングラスタイプ

 ■3点式眼電位センサーを開発

 「JINS」ブランドで眼鏡チェーンを運営するジェイアイエヌは、眠気や疲れなどを検知できる「センシング・アイウェア JINS MEME(ジンズ・ミーム)」を2015年春に発売する。現時点で価格は未定。だが、田中仁社長は「JINSの商品なので、手が届かない価格設定にすることはない」としている。

 眼電位センサー、加速度、角速度(ジャイロ)センサーなどを搭載した眼鏡タイプのアイウェア。人間の五感の約9割を占めるという目の動きに着目し、「疲れ」や「眠気」などの情報を可視化、管理できるという。

 ◆スマホアプリと連携

 ジンズ・ミームでは、人の眼球運動に伴う目の周りの電位差を検出。人の眼球は、角膜側が正の、網膜側が負の電荷を帯びており、その電位差を眼電位という。これを検知することにより、8方向の視線移動とまばたきをリアルタイムで測定することができる。同社ではこれらのデータが人間個人の深い所から得られる精度の高いデータ「Deep Data(ディープ・データ)」とする。

 これまでも、視線移動を検知する「アイ・トラッキング」技術や、眼電位測定技術などは存在したが、バッテリー消費が大きかったり、特別な装置が必要だったりと、リアルタイムで、常時計測することは難しかった。同社では、東北大学加齢医学研究室の川島隆太教授をはじめとした各研究施設と共同で研究を進めることで独自の「3点式眼電位センサー」を開発。眼鏡の鼻パッドと、眉間に接する部分から検出される眼電位からディープ・データを検出できるという。

 田中社長は、ジンズ・ミームとスマートフォン(高機能携帯電話)のアプリを組み合わせることで、さまざまな可能性が広がるとし、具体的な活用方法として、オフィス、ドライブ、フィットネスの3つを挙げる。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!