アプリケーション開発環境はMacOS、ウィンドウズ、リナックス。通信環境はブルートゥース4.0smart。外部インターフェースはマイクロUSB。
ジンズ・ミームのデザインは、「アウディA6」などのデザインを担当した世界的デザイナー SWdesignの和田智氏が担当。「普通の眼鏡」としてのたたずまいを保ちながら、テクノロジーと機能性を融合させたデザインを目指した。現時点ではウェリントン、ハーフリム、サングラスの3種類をラインナップする。
本体重量は、約36グラム。充電できるリチウムイオン電池内蔵で、1時間の充電で連続使用時間は約8時間。本体装着の際は、3点の電極が肌にしっかりと触れるようにするほか、柄の部分に設けられている電極が肌に触れるようにする必要がある。本体には充電ケーブル、眼鏡拭き、眼鏡ケースが付属する。
ジンズ・ミームの共同研究にも参加する慶應義塾大学メディアデザイン研究科の稲見昌彦教授は、これまでのウエアラブル機器について「装着するコンピューターという世界観にとらわれすぎるあまり、20年前からほとんど進化していない。ウエアラブル機器というのは、機械が人によりそう『人機一体』であるべきだ。すでに社会に根付いている製品を使っているという意味でもジンズ・ミームは世界で唯一のウエアラブルであるといえる。生活の嗜好(しこう)や行動に大きなインパクトをもたらすだろう。このようなテクノロジーを持った製品が電気メーカーではなく、眼鏡ブランドのアプローチから生まれたことには本当に驚く」と話す。(インプレスウオッチ)