それでも岩田氏は「一円玉、五円玉の流通が増えたことが電子マネーの良さが見直されるきっかけとなる。現金では味わえないポイントという付加価値もある」と増税がキャッシュレス社会到来の契機になるとみている。
クレカ、プリペイド、ポイント…特長兼ね備える
KDDIが21日からサービスを開始する「au WALLETカード」は、世界約3810万のマスターカード加盟店で利用でき、チャージ式で繰り返し利用できるプリペイド型の新しい電子マネーだ。
利用額200円につき1ポイントが貯まり、セブン-イレブン、マツモトキヨシなど11社、2万店舗では2~3倍のポイントが付く(セブン-イレブンは6月末まで10倍になるキャンペーンを展開)。貯まったポイントはau WALLETにチャージすることで、普段の買い物に利用できるほか、毎月の通信料や機種変更に充てることもできる。
岩田氏は「電子マネーは交通、流通に通信を加えた『三通』になると以前から予想していた」という。「20年前、VISAの幹部は最大のライバルは通信会社のAT&Tと話していた。加盟店や顧客をつなぐネットワークは大きな武器になる」からだ。