■「トランスファージェット」試験運用
ディスプレイの高精細化、2000万画素前後のカメラ、4K動画撮影と、最近のスマートフォン(高機能携帯電話)で取り扱えるコンテンツは、大容量化が進んでいる。そうしたデータをパソコンや他の機器とやり取りするには、より高速な通信技術が必要だ。そうした場面への解決策の一つとして、東芝ではかねて近距離のワイヤレス転送技術「TransferJet(トランスファージェット)」の開発を進めている。
「ワイヤレスジャパン2014」の東芝ブースでは、スマートフォンの実機を用いて、トランスファージェットによるデータ転送のデモンストレーションが披露された。
3月にはサンワサプライからパソコン用のUSBアダプターが登場するなど、徐々に利用できる環境が拡がってきているトランスファージェットは、4.48ギガヘルツ帯という高い周波数帯で、広い幅の帯域を使って、スピーディーにデータを転送できる技術。数センチ程度の距離に機器同士を近づけてデータをやり取りし、その実行スループットは最大毎秒375メガビットとされる。