百貨店大手3社が2日発表した5月の売上高速報(既存店ベース)は、消費税増税前に駆け込み需要が盛り上がった反動から、全社が前年同月比で減少した。ただ、4月に比べ下げ幅は大きく縮小した。反動減を下支えしているのが、訪日外国人の消費拡大で、各社は外国人向け販売促進に懸命だ。
4月の速報では、高島屋とJ.フロントリテイリングが2桁のマイナスだったが、5月は三越伊勢丹が2.7%減、高島屋が6.6%減、J.フロントが7.7%減と、「着実な改善の歩みを示している」(J.フロント)。4月に反動減の影響が強く出た高額品でも、「宝飾品、腕時計などは依然マイナスだが、急速に改善している」(高島屋)。
6月は「土曜日が前年より1日少ないため、前年売上高を上回るのは難しい」(高島屋)との見通しだが、「販売単価は上昇」(J.フロント)している。三越伊勢丹は「7月にも前年比でプラスへの転換」を目指す。