中国系の格安航空会社(LCC)、春秋航空日本(千葉県成田市)は6日、27日に予定した国内線3路線の就航を8月1日に延期、一部を運休すると発表した。乗員の養成が遅れて想定した人数が確保できなかった。当初は成田空港と佐賀、広島、高松間の3路線を各1日2往復、計6往復で運航する計画だった。高松行き1往復は運休する。
これにより合計で296往復・592便が運航できなくなり予約済みの座席など最大で約1万席に影響が生じるという。
春秋航空日本は中国の民間LCCである春秋航空の関係会社として2012年10月に発足。主に日本航空を退職した中高年層のパイロットを採用して、就航準備を続けてきた。計画では機長と副操縦士の計24人体制で運航を開始する予定だったが、現時点で業務に当たれるのは20人にとどまる。