大型2次電池の世界需要予測【拡大】
パナソニックは13年度に1300億円だった車載電池事業の売上高を18年度に4500億円に拡大する目標を掲げており、テスラの新工場で生産する電池は目標達成の一翼を担う。
これに対し、ソニーは大規模蓄電システムにも力を入れる。一時は売却も検討していた電池事業を、中核事業に据える方針に転換。今月2日にはカナダ最大の電力会社ハイドロ・ケベックとの合弁で、風力発電用などの蓄電システムを開発する「エスタリオン・テクノロジーズ」を発足させた。平井一夫社長兼最高経営責任者(CEO)は「中小型で培った技術を生かし、電力インフラ向けも狙っていく」と強い意欲をみせる。
NECも、中国企業傘下の電池メーカーから電力の安定供給を担う蓄電システム事業を5月中旬に買収、大型電池の収益拡大を目指す。
各社が投資を加速させているのは、大型2次電池の需要拡大が確実と見込んでいるからだ。調査会社の富士経済は25年の世界市場規模は13年比で5.9倍の9兆8570億円と予測している。