賃貸住宅における女性向けサービス【拡大】
大和ハウス工業では、ワンルームタイプに占める女性の入居率が約4年前の3割から4割まで上昇した。牽引(けんいん)するのは、防犯配慮型賃貸住宅「SWシリーズ」。綜合警備保障、セコムと提携し、センサーが異常を感知すると、警備員が現場に駆けつける仕組みだ。
また、1階の部屋の中が見えないように植栽で目隠しを施し、女性入居者が安心して暮らせるように配慮した。共用部に設置する「セーフティアゲインルーム」には、通りすがりの女性でも不審者から一時的に身を守ることができる防犯機能を設けている。
子育てと仕事の両立を支えるサービスも注目されている。積水ハウスが3月に完成させた賃貸住宅タウン「ニッケガーデンコート花水木」(愛知県一宮市、90戸)は、子育ての応援をコンセプトに掲げた。住民がふれあう空間を重視し、敷地の真ん中に芝生を配置したり、コミュニティーハウスを設置したりした。