いまレクサスにお乗りになっている方々は、インターセクトのスイートスポットから外れます。もちろんそういうお客さまがレクサスを支えてきてくださったのだから、販売店さんには絹の布でくるむように大切にしてくださいとお願いしています。販売店さんはこれまでのお客さんを、僕らは新しいお客さんをみていく。スイートスポットの具体像は、30代から50代でいろんなことにチャレンジをしている人です。今日、成功したからといってそれを明日もやる人は革新的でない。常に今日の成功は忘れ、明日に向かってまた新しいアイデアを出していってくださるような人たちですね。
新しい世代に「かっこいい」と言われるブランドに
クルマ離れが激しいじゃないですか。われわれの世代は、それこそデートするためにクルマがなければダメという世代だったけれど、米国ですら、クルマのオーナーの平均年齢がだんだん上がってきている。だからこそ、次の世代、新しい世代の人たちを取り込み、彼らから「かっこいい」と言われるブランドになりたいのです。
若い世代のなかにはレクサスがクルマブランドだということを知らない人もいるでしょう。あるいはレクサスを知っていても、クルマがずらり並んだなかでレクサスってどれ?と聞かれて当てられない人もいるでしょう。でも、それでいいんです。