NTT、世界初100ビット超の光RAM開発 情報通信の大幅省エネ (1/4ページ)

2014.6.23 06:28

  • 新しいナノ共振器構造の考案

 NTTは世界で初めて、100ビットを超える光ランダムアクセスメモリー(RAM)の開発に成功した。英国科学雑誌「ネイチャー・フォトニクス」のオンライン速報版で5月25日(現地時間)に公開した。本格的な大規模光メモリーの実現に向けた第一歩としてだけでなく、情報通信分野の大幅な省エネルギー化に貢献する技術としても期待されている。

 超小型の光メモリーをチップ内に集積することで実現した。開発したのはNTTのナノフォトニクスセンタ(NPC、神奈川厚木市)。開発に携わってきた納富雅也上席特別研究員は「将来はキロバイト単位の光メモリーを目指し、ルーターやデータセンターといった高度なネットワーク処理に応用していきたい」と話す。同社では10~15年後の実用化を目指す。

 電力消費100分の1

 RAMは通常、トランジスタをベースとした半導体電子素子で構成されている。電気信号処理の過程で発生するエネルギー消費量と発熱量は、扱う情報量が増え、処理速度が速くなるほど増える傾向にある。規模が大きくなるに伴い消費電力も増えるため、環境に配慮した情報処理技術が課題となっていた。

さらに大規模化を推進するため、NPCは今回…

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