技術者の待遇改善を
シャープへの出資を検討していた台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との関わりについても質問が飛んだ。鴻海とは24年3月に資本業務契約を結んだが、それに基づいた出資交渉はシャープの株価が低迷したため中断している。
シャープ側は契約時の1株あたり550円での出資を求めており、大西副社長は「550円でなら協議できるが、(先方から)そういう申し出はない。当初の業務契約については終わったと考えている」と明言した。
一連の構造改革で退社した技術者からの技術流出を懸念する声もあった。男性株主からは「技術者の待遇改善をみてはどうか」との質問も出た。
水嶋繁光副社長は「経営危機になって以来、社員にはご苦労、ご努力をいただいている。一刻も早く、社員の皆様によりよい対価を与えられるようにしたい」と沈痛な面持ちで述べた。