トヨタは20年前から開発を続け、2002年に日米でリース販売を開始。ただ、当時は1台1億円ともいわれ、リース価格も月約120万円で、納入先は官公庁などに限られていた。
今回、HVの部品を用いたことや、燃料電池に使われるプラチナの使用量を減らすことでコストを削減した。
FCVは、1回の充電での走行距離が250キロ程度のEVに比べて2倍以上あり、「走行に不安がなく、次世代環境車の本命」(ホンダ幹部)とみる。
ただ、FCVの普及には課題も残る。燃料の水素を充填(じゅうてん)する「水素ステーション」は、国が建設にかかる費用の最大半額を補助する仕組みがあるにもかかわらず、計画中のものも含め、全国約30カ所にとどまる。インフラ整備が進まず普及が遅れた電気自動車と同様、販売が伸び悩む可能性もある。
経済産業省は、水素ステーション100カ所程度を来年度中に確保する目標を掲げており、官民連携でFCVの普及促進を目指す。