サントリーHDの佐治信忠会長兼社長(左)と、次期社長就任が決まった新浪剛史氏=1日、東京都港区【拡大】
佐治氏は1980年の米ペプコム買収を皮切りに数々のM&A(企業の合併・買収)を繰り返し、創業一族ならではの強いリーダーシップで業容を広げてきた。
その一方で「社内が官僚化し、やんちゃな風土が薄れてきた」のが気がかりだったと言う。10月以降、新浪氏がトップとして経営手腕を振るえるようにオーナー会長として支える考えで「口を挟む意味の『二人三脚』は考えていない」と言う。
社長交代に伴い、創業者の鳥井信治郎氏の孫で、佐治氏のいとこに当たる鳥井信吾副社長が副会長に昇格、関西経済同友会を中心に財界活動を続ける。
グループ内では、食品子会社のサントリー食品インターナショナルで創業一族の鳥井信宏氏(48)が社長を務めており、新浪氏の「次の社長候補」と目されている。