しかし、2000年代に新興チェーンの「JINS」(ジェイアイエヌ)や「Zoff」(ゾフ)が仕掛けた低価格競争に競り負け、08年4月期から赤字経営が続く。12年に創業家から経営権を引き継いだ大手投資ファンドのアドバンテッジパートナーズは不採算店約230店を整理、従業員の希望退職も募り、事業再建を図ってきた。
そして昨年11月、5年ぶりに新規出店を再開した。開店済みの13店舗を含め、16年4月までに出店する65店舗のほとんどが小商圏型の店舗だ。従来、個人商店などが囲い込んできたシニア層の取り込みに注力する。
まもなく就任1年となる星崎社長は「シニア重視の態勢がようやく整った」と語る。検査サービスを充実して来店客に「眼年齢」などのリポート提供を始めたほか、眼の疲れを軽減する独自設計のレンズを投入。昨年11月以降、既存店売上高が前年比プラス基調に転じた。
7月からは、さらに「サービス型」へとかじを切る。高齢者の多くが悩まされる白内障対策では、眼鏡購入時に5000~7000円の「安心パック」を申し込めば、手術で視力が変化してもレンズを何度でも無償交換する。また45~64歳向けには、購入時に3000円支払えば、老眼の進行に応じて2割引きでレンズ交換できるパックも提供する。