■イノベーション通じ価値提供
◆グループ経営の根幹
《企業の社会的責任(CSR)に関する2014~16年度の中期計画『サステナブル バリュー プラン2016(SVP2016)』を5月に定め、活動を始めた。社会課題の解決を経営目標に掲げ、『持続可能な社会の発展』への貢献を目指す》
「富士フイルムグループは、創立80周年を機に、当社が社会に価値ある革新的な技術、製品、サービスを生み出し続け、お客さまの明日のビジネスや生活の可能性を広げる『チカラ』になるという新コーポレートスローガン『Value from Innovation』を制定した。これに加え、グループの経営の根幹となる目標として新たにSVP2016を策定した」
「当社の強みを生かして社会課題の解決に貢献できる領域として、社会的影響の大きさから環境、健康、生活、働き方を重点4分野と定め、合計11の社会課題の解決に取り組む。特に環境については、富士フイルムグループの製品、サービス、技術を普及させることで、世の中の二酸化炭素(CO2)排出量抑制に貢献する数値目標として、『20年度までに05年度比2000万トンのCO2削減』を設定した。これまで当社がCSR活動として注力してきた事業プロセスにおける環境課題への取り組みやコンプライアンスなどのCSR基盤についても、バリューチェーン(価値の連鎖)全体にわたってワールドワイドに強化していく」
《社会課題の解決と利益獲得の両立に正面から挑戦し、日本企業の理想像を打ち立てることを狙う》