【企業スポーツと経営】協和発酵キリン 男子卓球部(下) (3/4ページ)

2014.7.16 05:00

協和発酵キリンの河合弘行副社長

協和発酵キリンの河合弘行副社長【拡大】

  • 卓球教室が開催された会場で、寄せ書きをする子供たち=5月25日、仙台市
  • 協和発酵キリンの花井陳雄社長(右)から、特製ロゴ入りのタオルを手渡される小学5年の原田春輝君=6月9日、東京都板橋区

 ◆合併後、応援通じ一体感

 企業スポーツの役割や意義についてはさまざまなことが挙げられるが、河合副社長は「卓球を通して社会貢献をしているというのが、一つの役割です。日本の卓球界全体のことを考えながら、広く地域への貢献活動を行うことは協和発酵キリンという会社の評価につながっていくと思います」と言う。

 卓球部の選手たちへの期待も大きい。「国内はもとより世界を舞台に闘うわけですから、人間としても鍛えられます。貢献活動に参加することも人間力を養います。選手たちには、優れた企業人になって社内にいい影響を与えてほしいと考えています」

 卓球チームが日本リーグなどで活躍することで、応援を通して社員の一体感が生まれるのも企業スポーツの効果だ。「卓球部は歴史が長いし、社員の関心も強い。優勝したりすると、やはり社内全体が盛り上がります。協和発酵工業とキリンファーマが合併してかなりたちますが、一緒になって応援することで一体感が醸成されたという面はありますね」

 東日本大震災では、キリングループが「復興応援 キリン絆(きずな)プロジェクト」を行い、協和発酵キリンは被災した各地で計61回の卓球教室、交流会を開いた。参加した人たちは9768人に上った。卓球支援は6月9日、東京都内の協和発酵キリン板橋卓球場で一応の区切りの「納め式」を迎えた。卓球教室では開催のたびに大きな日の丸の旗に子供たちが寄せ書きをした。その旗は26枚になった。この日、福島県大熊町を離れ今は喜多方市に住む小学5年の原田春輝君が26枚目の旗を同社の花井陳雄社長に手渡した。原田君は「将来の夢はオリンピックに出て金メダルを取ることです」と元気に話した。

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