日本の“ATM御三家”海外展開加速 障壁は銀行文化の違い (3/4ページ)

2014.7.22 06:47

世界のATM-CDの出荷台数

世界のATM-CDの出荷台数【拡大】

 海外市場拡大に手応えを感じたOKIはインドやブラジル、東南アジアにも攻勢をかけている。今年に入り、ブラジルの金融大手イタウグループのATM事業を買収。海外売上高の比率を13年度の30%から16年度に40%に引き上げる計画だ。

 日立オムロンターミナルソリューションズは50カ国以上に還流式ATMや関連装置を出荷するなど海外での実績が豊富だ。中国では同社のATMが10万台以上稼働。現在はインド市場の開拓に力を入れており、今後はミャンマーやフィリピン、ベトナムなどアジアの新興国で還流式ATMの販売を強化する。

 一方、富士通フロンテックも12年ぶりに海外でATM販売を始めた。これまでATM内の装置を海外のメーカーに供給してきたが、国内市場の縮小を見据え、再参入を果たした。4月にスペインで出荷を始め、今後は欧州やアジアの新興国に販売を広げる方針だ。13年度に25.4%だった海外売上高比率を2年以内に30%に引き上げる。

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