スズキは船外機の生産が世界累計で300万台に達し、豊川工場で記念式典を開いた=24日、愛知県豊川市【拡大】
主力の北米地域以外で各社が拡販を狙うのは、需要が伸びてきている中国や東南アジア諸国連合(ASEAN)だ。
スズキは今年に入り、四輪車・二輪車を輸入販売する中国の子会社で船外機も扱い始めた。ヤマハ発は、仏子会社で生産していた小型船外機を今月からタイに移管した。
ヤマハ発はマリン事業を稼ぎ頭に位置付けており、2015年12月期の同事業の営業利益率は15%を目指す。
ホンダは修理にかかる期間を短縮するなど戦略的な対応を図り、現在は年5万台の船外機の生産を8万台に増やす計画だ。