漢方薬の原料、ツムラら国内栽培拡大 中国依存から脱却へ (2/4ページ)

2014.7.28 06:23

 国内の漢方薬市場は拡大を続けている。厚生労働省の統計や日本漢方生薬製剤協会によると、漢方医学の考え方に基づかない「生薬製剤」も含む「漢方製剤など」の12年の国内生産額は前年比6.8%増の1519億円。5年前より約2割増えた。

 かつては効能に科学的根拠が薄いとみられていたが「研究が進むにつれて効能が証明され、大学医学部の教育課程に組み込まれるなど医療用を中心に普及した」(ツムラ)という。

 このため専業メーカー以外にも、異業種が生薬の栽培に乗り出すケースも出てきている。王子製紙を傘下に持つ王子ホールディングスは「医療植物研究室」を昨年9月に新設。北海道下川町に研究員3人が常駐し、紙の原料となる植林地などで長年培ってきた育種技術の生薬への応用を、約9000平方メートルの栽培地を使って模索している。

価格面などで国産生薬の普及へのハードルは高い

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