NECが30日発表した平成26年4~6月期連結決算は、5年連続の最終赤字となった。赤字額は101億円で、前年同期の214億円の半分以下に改善した。
携帯電話事業の非連結化や「ウィンドウズXP」の買い替えによる法人向けパソコンの販売好調などが寄与した。
売上高は前年同期比6・5%減の5987億円、営業損益は70億円の赤字(前年同期は218億円の赤字)だった。インターネット接続事業者(プロバイダー)のNECビッグローブや、携帯電話販売代理店のNECモバイリングの非連結化の影響で減収となった。
27年3月期の連結業績見通しは、最終利益が3・7%増の350億円と、当初予想を据え置いた。