機械加工メーカー(同目黒区)幹部は「会社説明会に申し込んだ学生20人のうち参加したのは4人だった」と表情を曇らせる。昨年の出席率は7割だったが、今年は3~4割に激減しているという。
大手が内々定をほぼ出し終えた今、中小による限られた就活生の奪い合いも激しい。合同企業説明会に例年参加している建物総合管理業(同文京区)は「今年は昨年より参加企業が多い。規模の小さな当社のブースには訪れてくれない」と嘆く。
リクルートワークス研究所の来年3月卒業予定者を対象とした大卒求人倍率調査によると、求人倍率は1.61倍。しかし従業員規模別では、5000人以上で0.55倍、1000人以上5000人未満で0.84倍と、大手にとっては人手不足どころか買い手市場となっている。一方、300人以上1000人未満は1.19倍、300人未満は4.52倍と事業規模が小さくなるほど人手不足が明らかになっている。
こうした中、中小企業庁と全国中小企業団体中央会が主催している「新卒者就職応援プロジェクト」が成果を上げている。職場実習を通して採用実績を積み上げているからだ。