■参加者4割就職 親身な対応を評価
新卒者就職応援プロジェクトは今期で5年目となる。応援対象は来春卒業予定の新卒者だけでなく、第2新卒も含まれる。
同プロジェクトの説明会に参加した都内私立大4年生の女子学生(21)は「本当は大企業に行きたいが、自分には無理だろうと思い参加した」と本音を吐露。職場実習で就活生を受け入れる側の経営者は「私も就職する立場であれば、待遇が良く安定している大手企業に行くだろう」と漏らす。
待遇面や安定性で優位に立つ大手が採用で先行するのはやむを得ず、新卒を含め求職者は事業内容が分からない中小に関心が向かわない。それだけ採用は難しく人手不足状態から抜け出せずにいる。
ただ同プロジェクトに参加する企業の8割から「職場実習生を受け入れてよかった」「再度参加したい」と高い評価を得ている。職場実習に参加した就活生のうち就職した人は約4割に達する。仕事内容を把握できる職場実習での親身な対応が受け入れられており、早期離職を防ぐことにもつながる。中小に目を向けさせる重要なポイントが見えてくる。(佐竹一秀)