タカラトミーは8日、2015年3月期連結業績予想について、最終損益を当初予想の10億円の黒字から3億円の赤字に下方修正した。広告代理店業務を手掛ける子会社の関与した不適切な会計処理の関連損失と、米国子会社の訴訟の和解金支払いなどで特別損失13億円を計上する。
子会社の不適切会計について社外取締役らが行った調査によると、問題の取引は顧客だった化粧品販売会社などとの間で12年4月から今年6月までに手がけた約250件、約20億円分。この販売会社が子会社を間にはさみ、別の化粧品輸入会社と実体を伴わない循環取引を行っていたとみられる。
販売会社側の要請で子会社が今年4~6月、輸入会社側に支払った前渡金約2億円が未回収で、一旦特損計上することを決めた。
米での訴訟は、ファックスを使った子会社の営業活動が「一方的な送りつけ行為」を禁じた法令に反するとして、営業先が提起。タカラトミーは約10億円の支払いで和解を決めた。