だが、「社内で映画を作ろうという熱い思いはあった。それを初めて実現したのが、2011年に公開した『friends もののけ島のナキ』でした。今回の『STAND BY ME ドラえもん』はそれに続く、3D・CG映画の第2弾です」と八木氏は説明する。
『STAND BY ME ドラえもん』の制作期間について八木氏は「構想から4年、そのうち制作に3年間かかりました。3Dの『ドラえもん』をやろうと企画して、版権元に企画書を持って行ったところ、『こんなに『ドラえもん』に愛があるプロットは初めてです。大歓迎ですよ、ぜひやってください』と言われました。それがスタートでしたね」と振り返る。
実制作期間のうち最初の1年半は、映画に出てくる“素材”の準備だったという。“素材”とは、映画『ドラえもん』に出てくるキャラクター、ひみつの道具、そして、のび太君の家のセットや、町並みなどの背景である。
「最初はまずとにかく登場する人物や物を作って行くのです。それが制作の大半です。それと並行してシナリオの制作や絵コンテ、物のレイアウトなどを決めていきます。素材が完成すると同時に、素材を組み合わせてシーンを作って行きます」(花房氏)
「各シーンでは、まずキャラクターの骨組みのような単純なモデルを用いて、動きなどを作り込んで行きます、それから最終的にレンダリング(プログラミングによる画像生成)を行う段階で実際のモデルと差し替えていくんです」と説明する。