羽田空港と浜松町を結ぶ東京モノレール(東京都港区)は20日、東京駅までの延伸を検討していることを明らかにした。総事業費は1095億円と試算。実現すれば、東京から羽田空港まで乗り換えなしで行けるほか、所要時間も現在の約28分から約22分へ約6分の短縮が見込めるという。
延伸を検討しているのは浜松町から東京までの約3キロ。JR山手線の西側に並行して高架柱を立て、高い位置にレールを新設。東海道線の東京駅上空にホームを設置する。設計開始から工事の完成まで10年程度かかるとみているが、完成時期については「決まっていない」(同社)という。東京都心から羽田空港へのアクセス改善では、東京モノレールの親会社のJR東日本も19日、東京、新宿、新木場の各駅から羽田空港へ乗り換えなしで行ける「羽田空港アクセス線構想」を発表している。