九州電力は28日、9月中間連結決算の業績予想を修正したと発表した。原子力規制委員会が優先的に安全審査を進めている川内原発1、2号機(鹿児島県)が再稼働できないことを前提に従来予想で「未定」としていた最終損益を、400億円の赤字とした。前年同期は357億円の赤字。
売上高は、冷房需要の低迷で販売電力量が減少したことなどの影響で、従来予想を100億円下回る9300億円に下方修正した。また営業損益は250億円の赤字とした。
通期(2015年3月期)の連結決算予想では引き続き、営業損益、最終損益とも公表しなかったが、売上高は従来予想よりも100億円多い1兆9050億円に上方修正した。