【ハザードマップ】需要落ち込みで減収、赤字転落　時報堂、アルファ通信 (2/3ページ)

　大手ゼネコンの仮設事務所に設置する電話回線や携帯電話など通信機器のレンタル・リースと販売のほか、騒音振動測定公開システム「円満工事」のレンタル・リース、電気通信やＬＡＮの工事などを展開。ピークの２００７年４月期には約３２億８５００万円の売上高を確保した。

　しかし、建設業界の不振のあおりで１０年４月期の売上高は約１６億１４００万円にダウンし、有価証券売却損などの特別損失も計上して赤字に転落。減収傾向と赤字体質から抜け出せない中で、放射線量測定システムをめぐる契約トラブルから、国を提訴する事態に至った。

　国との紛争が長期化する一方、一部取引先とのトラブルも生じて営業面が手薄となり、１３年４月期は売上高が約５億６４００万円に落ち込み、約２億７３００万円の赤字を計上した。そうした中、債権者から破産を申し立てられた。（東京商工リサーチ）

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【会社概要】時報堂（６月中旬現在）

　▽本社＝鹿児島市

　▽設立＝１９６４年１月

　▽資本金＝５０００万円

　▽事業内容＝時計・宝飾品販売

　▽従業員＝２２人

　▽負債総額＝約５億３９００万円

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