アサヒビールの小路明善社長=東京都墨田区・アサヒビール本社(北野浩之撮影)【拡大】
アサヒビールの小路明善社長は11日、産経新聞のインタビューに応じ、ビール販売が最需要期の7~8月に集中するビジネスモデルを転換する考えを明らかにした。近年、頻発する異常気象を念頭に「夏場の売り上げに期待しすぎるのはリスクが大きい」と指摘。消費者ニーズにきめ細かく対応し、期初計画にはなかった新商品も機動的に追加発売する方針を示した。
ビール業界で7~8月は、年間売上高の3割程度を稼ぐ書き入れ時とされている。しかし、昨夏は記録的な猛暑により、逆に需要が低迷。今夏も梅雨明けの遅れに加え、豪雨などの悪天候で「7~8月としては例がないほどの落ち込み」(小路社長)だった。
今後は販売促進策を年間通して平準化し、大型連休やクリスマスなど月ごとに機会を捉えて需要を喚起していく考え。
小路社長は「売上高を12カ月かけて安定的に積み上げ、増収を図る」と述べた。
販売促進策の一環として、期初計画にない新商品を追加で発売する。第1弾として、歳暮商戦向けにギフト限定の高級ビール「ドライプレミアム 香りの琥珀」を投入する。