インタビューに応じるアサヒビールの小路明善社長=11日、東京都墨田区の本社【拡大】
期初計画にない新商品の追加もその一環だ。第1弾として、歳暮商戦向けにギフト限定の高級ビール「ドライプレミアム 香りの琥珀」を投入する。
昨年はギフト専用に発売した「ドライプレミアム」で話題を集め、中元商戦での販売シェアが57%に上ったが、今年は一般販売を始めた影響などから51%に落ち込んだ。
この結果について小路社長は「贈答品には『上質感』と『限定感』の両方が必要だった」と分析。「香りの琥珀」は一般販売しないという。
その上で「消費者ニーズの変化は早くなっている。小売り各社と商談を行う1四半期ごとに商品戦略を見直していきたい」と述べた。