東電は昨年3月、子会社を通じて新築マンション向け一括受電サービスを始めた。今年8月には既設マンション向けにもサービスを拡大。各戸からマンション全体での契約に変更することで、共用部の電気料金を20~40%程度削減できるという。東電は「16年度までに4万戸に供給し、売り上げは3年後に約7億円に引き上げたい」(幹部)とサービス拡大に意欲的だ。
九州電力も、子会社を通じて7月からサービスを開始。通信サービスとのセット販売などを売りにしている。
地域の垣根を越えた競争も始まっている。昨年4月に管内で一括受電サービスを開始した関電は、マンションの一括受電で最大手の中央電力(東京都千代田区)と9月中にも資本提携。中央電が行う第三者割当増資を引き受け、発行済み株式の1割程度を取得するとみられる。電力小売りの全面自由化を控え、首都圏での電力販売の足がかりにする狙いだ。