自動車大手が東南アジア市場で攻勢をかける。16日、ダイハツ工業がマレーシアで低価格の低燃費車の発売を発表したほか、三菱自動車は約6億ドル(約642億円)を投じ、インドネシアに新工場を建設すると正式発表した。両社とも現地のニーズに応えた戦略車を投入して、将来の市場拡大に備える。
ダイハツがマレーシアで発売したのは小型車「アジア(AXIA)」。軽自動車で培った低燃費・低価格技術を応用し、燃費性能は1リットル当たり21.6キロ。ダイハツがインドネシアで昨年発売した低価格小型車「アイラ」をベースに、エンジンを改良して燃費性能を改善したほか、猛禽(もうきん)類をイメージしたつり目のヘッドライトなど、現地で好まれるデザインを採用した。
生産は、ダイハツとマレーシア政府の合弁による国民車メーカー「プロドゥア」の新工場で行う。プロドゥアはマレーシアで年間20万台(2014年見込み)を販売する最大手だ。