神鋼環境ソリューションが量産化に成功したユーグレナ「EOD-1」(筑波大の渡辺信・彼谷邦光研究室提供)【拡大】
計画では、2015年度に10立方メートルの大型培養槽で生産し、16年度にも食品の原料として販売。18年度に化粧品、20年度以降にジェット燃料として実用化する。
量産化と並行し、多くの栄養を与えた培養条件も試しており有機物を含む排水でも増殖ができるという。同社は、排水処理を兼ねた生産技術の確立も目指す。
ユーグレナは、パームヤシやナタネなどの油脂植物と比較して10倍以上の油脂生産能力を持つ。このため、ジェット燃料への利用が期待されている。