復活したオーディオブランド「テクニクス」の新製品「R1シリーズ」=29日、東京都港区【拡大】
パナソニックは29日、2010年に生産を中止したオーディオの高級ブランド「テクニクス」の復活第1弾として、CDを上回る音質の新規格「ハイレゾリューション音源」に対応する製品7機種を15年2月から国内で順次投入すると発表した。テクニクスブランドはラインアップを今後拡充し、18年度に売上高100億円規模を目指す。
第1弾の新製品は、同社の音響技術を結集した旗艦モデルの「R1シリーズ」と、比較的手頃な価格帯で高音質を楽しめる「C700シリーズ」の2シリーズで、全て受注生産。欧州では12月に先行発売する。
R1シリーズは3機種で、自然で表現力豊かな音を再現できるというパワーアンプ「SE-R1」が税別158万円、スピーカーの「SB-R1」が134万8000円(1本)。C700シリーズはCDプレーヤを含む4機種で、アンプの「SU-C700」は15万8000円。