資生堂、魚谷改革で「顧客視点」に転換 新ブランド戦略で事業立て直し (1/3ページ)

2014.9.30 06:11

 資生堂の魚谷雅彦社長が4月の就任から掲げてきた「マーケティング改革」が本格的に始動する。10月1日にブランド別に商品開発から宣伝、流通まで一貫して手掛ける専任責任者制度を導入。ブランド戦略を統括する役職「チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)」も新設し、経営の軸を「技術・モノ依存」から「顧客視点」に転換し国内事業の立て直しを急ぐ。

 開発・営業の一体感

 9月10日、東京・銀座の資生堂花椿ホール。主力メーキャップブランド「マキアージュ」の刷新第1弾となる新商品発表会に詰めかけた報道陣を前に、10月から専任責任者「シニアブランドマネージャー」に就く堀井治伸氏は「女性の気持ちを徹底的に調べるところからスタートした」と強調した。

 堀井氏は、主な購買層の20~30代女性を中心とした1000人規模の「美しさ」などへの意識調査や脳科学などを使った分析の結果を次々と披露。そこから導き出したマキアージュの目指すイメージを「ほのかな艶のスパイスで、『女度』をぐっと上げる」と定義し、「商品、宣伝、店頭全てを一貫した世界観で彩っていく」と宣言した。

「商品開発と営業担当者の一体感が出てきた」

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