2014年8月中間連結決算の会見に臨むイオンの岡田元也社長(右)=3日午後、東京都千代田区【拡大】
イオンは、4月の増税のタイミングで、プライベートブランド(PB、自主企画)商品などで、高品質商品の強化を図った。だが、「中途半端な価格設定で、安さのメッセージが伝わらなかった」(若生信弥専務執行役)ため、3~8月期の総合スーパー事業は131億円の営業赤字に転落した。急遽(きゅうきょ)、7月から低価格商品セールを開始したが、まだ回復の途上だ。
政府が12月に判断する消費税率の再引き上げは、両社にとって業績への影響が大きい。セブン&アイの村田社長は「足元の(個人消費が弱い)状況から、(増税を)先送りした方がいいのではないか」と述べた。
イオンの岡田社長は「当社としては、再引き上げがない方がいいのだが、期待しても先送りはないだろう」と、半分あきらめた表情。だが、次の引き上げは、小売業全体を巻き込んだ「熾烈(しれつ)な価格競争が起きる」と分析しており、「相対的な価格競争力引き上げ」で対応する覚悟だ。