失速際立つサムスン、ウォン高で打撃 日韓企業、シェア争いに変動も (3/3ページ)

2014.10.9 07:00

韓国サムスン電子の新型スマートフォン「ギャラクシーノートエッジ」。曲面の有機ELディスプレーを採用した=8日、東京都渋谷区

韓国サムスン電子の新型スマートフォン「ギャラクシーノートエッジ」。曲面の有機ELディスプレーを採用した=8日、東京都渋谷区【拡大】

 背景には昨年半ばから、急激に進行したウォン高もある。1ドル=1160ウォン台だった為替相場は今年7月に1ドル=1010ウォンを割り込んだ。その後は、ややウォン安となっているが、韓国は国内総生産(GDP)に占める輸出額の比率が約4割を占めるだけに、通貨高の打撃は大きい。現代自動車も14年4~6月期は減収減益となった。

 一方の日本は9月以降、対ドルで円相場が一段安となり、「部品や機械などの業種で価格交渉力が増し、競争環境が改善する兆しが出ている」(大和証券の守田誠シニアストラテジスト)。もっとも、日本の電機メーカーは製品の競争力でサムスンに大きく水を開けられており、この好機を生かして攻勢をかけるのは容易ではない。

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