米自動車市場と世界経済に新たな危機? 関係者が不安をぬぐえない理由 (2/5ページ)

2014.10.12 07:10

 実際、米信用調査会社エクスペリアンによると、今年の4~6月期の米自動車ローン残高は前年同期比11・7%増の8391億ドルで、過去最高となった。

 だが、ローンは顧客の信用力に応じて差別化されており、高・中所得者向けローンの伸びは緩やかなのに比べ、低所得者向けのサブプライムローンの残高が急増している。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によると、サブプライムローン残高は2015年に220億ドルに膨れ上がり、過去最高を更新する勢いだ。

 拡大している米自動車市場だが、足元では米ゼネラル・モーターズ(GM)の大量リコール(回収・無償修理)問題や、日本の自動車部品メーカーのタカタが製造したエアバッグの不具合などが影を落としている。冒頭の販売店主のように、売れるときにできるだけ売っておきたいという危機感が、「甘めの審査や返済能力を超える融資につながっている」(業界関係者)との指摘もあり、米メディアでもそうした実態が報じられ、エクスペリアンによると、4~6月期に自動車金融会社が実行した差し押さえ率は約3%にとどまるとはいえ、前年同期の2倍以上に跳ね上がった。

12年ごろから次第に姿勢を和らげる動きが目立ち始めた

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