米ゼネラル・エレクトリック(GE)は14日、既存の火力発電設備の効率化により、燃料費削減や延命化を図るサービスの提供を日本で本格的に開始すると発表した。電力会社のニーズに合わせ、最適な部品や機械への交換のほか、独自のデータ解析技術などを組み合わせて設備を高効率化し、ランニングコストの低減に結びつける。
従来、ガスタービンを更新する場合、燃焼器や熱回収機器などタービンの周辺機器もすべて交換する必要がある。今回、GEが提供する高効率化サービス「9EMax」の場合、ガスタービン部のみ交換し、周辺機器はそのまま活用できるほか、燃焼器の稼働を自動的に制御するなど最小限の改修とソフトウエアの組み合わせにより、発電効率の向上を図る仕組みだ。最大で年間600万ドル(約6億4300万円)の利益増と、500万ドルの燃料費削減につながるという。堀江渉・GEパワーアンドウォーター北アジア電力事業本部長は「日本市場では機器を売るだけのビジネスモデルから、今後は保守や維持、修繕などで設備の価値を高めるモデルへの転換が求められる」と話す。