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■シェア7割「市場規模は拡大基調」
≪MARKET≫
花王の独自推計によると、フロア用掃除用具の年間市場規模は約130億円に達した。花王の市場シェアはここ数年、6~7割前後とみられる。新築住宅でフローリング床の普及が広がっていること、共働き世帯の増加などから、「市場規模は拡大基調にある」(竹内賢一・ホームケア事業グループブランドマネジャー)とみている。
これまで性能や仕様の強化に取り組む一方で、この新しい掃除道具を広めるため、発売当時から使い方の啓発に力を入れてきた。当時では珍しい使い方の紹介ビデオを店頭で流したり、社員自ら実演販売を行った。
CMキャラクターには、俳優の阿部サダヲさんを起用。製品の開発担当者「ドクター・クイックル」という設定で、CMと特設サイトを通じて、製品の特長や使い方をわかりやすく紹介している。さらに今秋からは、近年の清潔意識の高まりを受けて、「ほこりは菌やカビのたまり場」であることを伝え、ほこりを舞い上げない手軽な掃除を提案している。
クイックルワイパーを含む掃除用具は例年、年末の大掃除を控えた10~12月が商戦のピーク。花王は11日、8枚入りと16枚入りの立体吸着ウエットシートと香り付きシートに、32枚入りのたっぷり使えるサイズを新たに投入した。競合社にシェアを奪われないよう、矢継ぎ早に手を打っている。