KDDIの森岡氏。多くの実績を残し1年前にKDDIへ移籍したキーパーソンだ【拡大】
個人的には「Syn.」は“いちご大福”だと思っています。いちごと大福、別々のモノが一つになると、全く別の価値あるものになるというイメージです。まずはサイドメニューで互いのサービスに回遊できる、という形で、アプリとしてスタンドアロンだったものが一緒になっていく、という枠組みにしていく。当初は利用中のサービスを切り替えるだけですが、将来的には機能を連携させる方向で進めています。
この構想はオープン化していくものです。他社のなかには、自社ブランドの経済圏を広げていく形もありますが、そうした仕組みとのアンチテーゼでありたい。“餅は餅屋”を追求したい。本当に美味しい餅屋が集まって、互いに手を取り合っている。そういうインターフェイスなんです。
たとえば「auスマートパス」はauユーザーならおトク、という形です。でもSyn.はキャリア色をあまり出さず、インターネットの在り方を追求したい。
最初は12社が参画する形で、今後はオープンな形にしていきます。つまりユーザーが好む形でカスタマイズできるようにする。ただし、どのアプリでも好きに「Syn.menu」に追加できるかというと、そうではなくて、コンテンツはある程度、厳選する形になります。その審査はまだこれからですが、KDDIが指揮をして命令するのではなく、Syn.alliance内の協議会で進めていく形です。こうした思想は、参画企業全てで共有できています。