KDDIの森岡氏。多くの実績を残し1年前にKDDIへ移籍したキーパーソンだ【拡大】
◆「構造を変えたい」
ちょっと過激な言い方かもしれないけれど、今の日本のスタートアップ(サービス開始から間もない企業)は、小粒なまま終わってしまっているのではないでしょうか。ある程度の出資、ちょっとした買収で満足しているのではないか。資金調達するとその大半をプロモーションに投入してプロダクトが進化しないことがあるような気がしています。
でも、そうしたスタートアップが開発に集中するためには、ある程度、トラフィックを確保できる場所が必要でしょう。「Syn.」という相互補完の仕組みを入れることで、プロダクトをもっと進化させたい。そうしてプロダクトを研ぎ澄ませていかないと海外には勝てない。
フェイスブックでの経験を通じて、海外のすごさをイヤというほど思い知らされ、正直悔しい想いをしました。日本だってすごいプロダクトは多く、技術力は高い。でも構造の面で(そうしたプロダクト、スタートアップを)発展させていないのではないか。その構造に「Syn.」で一石を投じられるのであればやってみたい、やるべきだと。
Syn.menuといった今回発表の内容は構想の第1弾です。つまり第2、第3の構想があります。まだ詳しくはお話しできませんが、一つはサービスのオープン化であり、もう一つがユーザーから得た情報を基にサービスに反映させていくDMP(Data Management Platform)です。