ミャンマーで銀行免許を交付された外銀【拡大】
麻生太郎財務相は3行への交付が決まった後、「(日本)企業は、それぞれのメーンバンクが出ないと、(ミャンマーに)進出しにくいという事情を先方に伝えたのが大きかった」と、舞台裏を明かした。
日本政府は「アジアのラストフロンティア(最後の未開拓地)」とされるミャンマーとの関係を築こうと、延滞債務の解消や多額の円借款供与の方針を表明している。最大都市ヤンゴン近郊では、官民で工業団地も造成。安倍晋三首相も親書を送った。政府によるこうした援護射撃も邦銀の厚遇につながったとみられる。
日本の生損保進出にも追い風
麻生財務相が「官民一体のトップセールスが功を奏した」と指摘するように、邦銀3行は首脳が何度もミャンマーを訪問するなど政府と連携しながら着々と進出の布石を打ってきた。
三菱東京UFJは、前身の横浜正金銀行(後の東京銀行)が1918年にミャンマーに拠点を設置するなど同国との関わりは、1世紀近くに及ぶ。同拠点は現在、出張所に格上げしている。