インタビューに応じるソニー不動産の西山和良社長=24日、東京都中央区【拡大】
西山氏はソニーの平井一夫社長に直談判し、不動産業への参入を主導した。日本の不動産業界が「欧米と比べて公平性や効率性の点で遅れている」という認識が背景にあり、「合理的なサービスで顧客満足度を追求するビジネスモデルをつくれば、成長できると考えた」と語る。
一方、ソニーグループ内での連携では、8月にソニー銀行と住宅ローンで業務提携。ソニー生命保険の特約代理店とも連携して相続などの資産コンサルティングに乗りだしている。不動産のリフォームでは「ソニーのデザイナーや設計事務所の担当者らを加えたチームで、斬新なデザインに仕上げる」という。
ソニー不動産は来年以降、全国で拠点整備を進め、3年後に株式公開、5年後に売上高500億円の実現を目指している。