キヤノンが27日発表した今1~9月期連結決算は、売上高が前年同期比1・1%減の2兆6673億円となったが、営業利益は8・7%増の2650億円、最終利益が12・3%増の1867億円と減収増益になったと発表した。
カラー複合機などオフィス機器や露光装置などが堅調に推移した一方で、引き続きデジタルカメラ事業が苦戦した。特に一眼レフなどレンズ交換式カメラの欧州や日本市場での回復遅れによる販売台数減が響いた。
同社は、レンズ交換式カメラの販売台数見通しで、市場の回復の遅れを織り込み、700万台から650万台へと下方修正するなど計画を見直した。
こうした点を受けて、通期見通しを修正した。売上高は、前回見通しから400億円引き下げ、前期比0・2%増の3兆7400億円とした。一方、為替の円安を織り込み、想定為替レートを1ドル=100円から108円に、1ユーロ=135円から137円にそれぞれ見直し、営業利益は従来予想より50億円多い3700億円(前年同期比9・7%増)に、最終利益は100億円多い2500億円(8・5%増)と、ともに増額修正した。