三洋は中国家電大手TCL集団からテレビを調達しているが、事業継承する船井は自社生産のテレビを三洋ブランドで販売することも検討する。船井もウォルマートでの販売比率が高く、三洋出身の前田哲宏取締役経営企画本部長は「ウォルマートの販路で相乗効果が期待できる。得意の低価格路線で十分勝算があると判断した」と強調する。
ただ、家電業界に詳しいアナリストは「北米は中国勢の台頭で価格競争が激化しており、テレビで利益を出すのは難しい」と分析。船井の想定通りに進むかは疑問の声も出ている。
船井はテレビ事業出身の上村義一社長が今月、「一身上の都合」を理由に辞任。前社長の林朝則副会長が社長に復帰し、創業者の船井哲良会長が代表権を回復した。